この記事では、KOTAKE CREATE様が制作された『8番のりば』の紹介とレビューを記載していきたいと思います。こちらは2024年5月にsteamにてリリースされた作品で、ホラーな雰囲気のある短編ウォーキングシミュレーターゲームとして大人気のゲーム 『8番出口』の正式な続編です。
⚫︎ウォーキングシミュレーター系のゲームが好きな人
⚫︎ホラー要素の中でクオリティの高い異変探しをしたい人
⚫︎『8番のりば』のレビューを知りたい人
※この記事はゲームのネタバレを含みますのでご注意下さい。
『8番のりば』とは?
主人公は永遠に走り続ける電車の中に閉じ込められてしまった。そのためプレーヤーは、周囲で発生する異変に注目しつつ電車から脱出する方法を見つける必要がある。
『8番のりば』ゲーム情報
ジャンル:短編ウォーキングシミュレーター
制作者:KOTAKE CREATE
プレイ時間:15分~60分程度(異変の回収率にもよる)
エンディング:1種類(ゲームオーバーあり)
備考:steamにおけるユーザーレビューは「非常に好評」
▼以下のサイトからDL可能(Steam)
ゲームの特徴・評価
前作の続編だがゲーム性は異なる作品である
前作は地下通路が舞台であり、「異変を見つけたら引き返す・異変が無ければそのまま進む」というルールでゲームが進んでいたが、 この作品はそうではない。
車両ごとに発生する異変に「対処しながら進んでいく」といったゲーム性だ。主人公を襲撃してくる異変を上手く避けながら進む・出された指示に従うことで対応する・必要があれば引き返すといった感じで、遭遇する異変によって こちらの取るべき行動を臨機応変に変える必要があり、「この異変にはどのように対応すればいいのか?」「本当にこれは何もせずに通り過ぎて良いのか?」などを考えながら進むことができるのが面白い。前作と同様のシステムを期待していた人もいるかもしれないが、本作品のゲーム性も非常に楽しめるものとなっている。
前作よりもホラー感が増してよりスリルある体験ができる
『8番のりば』に登場する「異変」は全体的に前作よりもかなり ホラー感が増している。物の見た目の変化が怖いのはもちろん、驚かし要素の多さも相まって『8番出口』の時より異変側の主人公に対する殺意が高いように感じる。『8番出口』にもゲームオーバー要素は複数あったものの、ホラー感は少なめだったように思う。
しかし本作品では血の手形や不意をつくような攻撃があったりと、主人公やプレーヤーが追い込まれる場面も多いため、よりホラー度は高い。そのためスリルを味わいたい人には特におすすめできるような仕様になっているが、一方でホラー要素が苦手な人は注意が必要だ。さらに前作よりも異変の攻略難易度が上がっていると個人的には感じた。
『8番のりば』にストーリーはあるのか?
『8番のりば』は前作の『8番出口』と同様に具体的なストーリーがあるわけではなさそうだ。しかし「なぜ主人公は永遠に走り続ける電車の中で強烈な異変に襲われ続けているのか?」や「前作と今作の連続で登場するあのおじさんは一体何者なのか?」など疑問は尽きない。
さらにこの作品の最後には『8番出口』とのつながりを感じられる場面があり、主人公は永遠に走り続ける電車から脱出できても次は地下通路で迷ってしまうことが示唆されている。これほどの異変に襲われさまよい続ける主人公は、実は死の淵にいるのではないかと推測したり、ゲーム内に登場する謎のおじさんは主人公を監視する死神的な存在かもしれないと筆者は考えているが、皆様もぜひ考察してみて欲しい。
おわりに
・ゲーム内に登場する異変の種類はが多いためやりこみ要素もある。
気になった方はぜひプレイしてみて下さい!
最後までお読み下さりありがとうございました。