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【嘘つきゲーム】レビュー/デスゲーム風の脱出&推理ゲームのストーリーが奥深い

※本ページにはプロモーションが含まれている場合があります。

今回はStudio Wasabi様による「嘘つきゲーム」の紹介とネタバレありのレビューをしていきたいと思います。このゲームはデスゲーム風の脱出&推理ADVゲームです。

「証拠を見つけて相手を追い詰める」系のゲームが好きな人にぜひおすすめしたい作品です!

 

この記事はこんな人におすすめ!

●デスゲーム色の強いゲームをプレイしたい人

●犯人を推理しながら謎解き・証拠を探すゲームが好きな人

●「嘘つきゲーム」のレビューやプレイした感想を知りたい人

※この記事はゲームのネタバレを含みますのでご注意下さい。

 

「嘘つきゲーム」あらすじ

突然謎の建物に集められた8人の男女。どうやらこの中には殺人鬼であることを隠している「嘘つき」がいるらしい。7日間の間に全ての殺人鬼を見つけて「嘘つき会議」で処刑しなければ、参加者が全員処刑されてしまう。はたして全ての殺人鬼を見つけることはできるのか?この嘘つきゲームの目的は何なのか?誰も信じられないゲームが始まった。

「嘘つきゲーム」は何でプレイできる?

このゲームはスマホアプリにてプレイ可能です。

iOS

脱出ゲーム 嘘つきゲーム

脱出ゲーム 嘘つきゲーム

  • Kousuke Wakayama
  • ゲーム
  • 無料

Android

ゲームの特徴・評価

謎を解いて証拠を集め、参加者の嘘を暴くゲーム

・プレイ時間は1時間程度。

・1週目はノーマルエンドのみで、2周目からTRUE ENDが解放される。それ以外にBAD ENDが複数存在する。

証拠を集める「探索パート」と嘘つき会議を行う「会議パート」があり、容疑者に突き付けるべき証拠が全て揃うと探索パートから会議パートに移動する。

・処刑は対象者の犯した罪にちなんだ方法で行われる上に、処刑シーンがポップなデフォルメ絵で表現されるため、その残酷さがより鮮明に映る。

証拠を集める探索パートの難易度は高め

探索パートで参加者の持ち物を探ったり建物内を探索して見つかるアイテムの数が非常に多く、アイテム同士の組み合わせが必要な場合もあるため「確実に証拠になるもの」を全て集めて会議パートに移行するまでの難易度は高めです。ただ、攻略に行き詰まった時はゲーム内あるヒント機能が活用できるので安心してプレイできます。

会議パートでは使用しないアイテムを見ることで考察の余地がある

会議パートで参加者に突き付ける証拠以外にも、建物内では「子供による血判状」や「事件の記事のスクラップ」などのアイテムを確認することができ、嘘つきゲーム開催の目的に考察の余地を与えてくれます。これらの証拠がところどころに置いてあることによって、ゲームが行われている建物内の不気味さ・不穏さがより際立っています。

各章におけるストーリーの結末

ゲーム内各章の処刑対象者(嘘つき)と、彼らが起こした事件について簡単に解説します。

第1章:疑いの目(嘘つき:大野タケシ)

大里タケシの本名は大野シンジ。大野シンジには妻(野口証券の社長令嬢)がいたが不倫をしていた。大野シンジは不倫を問い詰められた際に逆上して妻を殺めてしまい、容疑者として逃走中だった。

第2章:疑心暗鬼(嘘つき:笹本ダイチ)

笹本ダイチはネットゲームに異常にのめり込み重度の課金をしており、お金は全て母親名義の口座から引き落とされていた。笹本ダイチは病気の母親を放置し、病院から何度も電話があったにも関わらず病院に連れて行かずに見殺しにした。

第3章:地下での自○(嘘つき:桐谷マサキ、犠牲者:柳セイコ)

桐谷マサキはかつて立川あいみという女性にストーカーをしており、最終的に彼女を殺めてしまった上に遺書などを偽装して自死に見せかけた。さらに「嘘つきゲーム」で柳セイコにその事件について勘づかれたため口封じに殺めてしまった。

第4章:終わらない嘘つきゲーム(嘘つき:神田ミク)

神田ミクは所属するアイドルグループのセンターと仲が悪く、マネージャーとの交際の秘密をネタに脅迫されていた。彼女はマネージャーと共謀してライブで使うハーネスに細工を仕掛け、センターを殺めようとしたが渡すハーネスを誤ったために別のメンバーが亡くなってしまった。

第5章:最後の謎

「嘘つきゲーム」の主催者は主人公「シュウタ」と「鈴村サオリ」の2人。彼らは孤児院で出会い、2人とも事件で親を亡くしていたことから共に「復讐」として嘘つきゲームを何度も計画し実行していた。嘘つきゲームは毎回、シュウタとサオリが過去のあらゆる事件について詳しく調べ見つけ出した容疑者のみを集めて開催されている。嘘つきゲーム開催時に主人公シュウタの記憶が無いのは、サオリに頼んで「記憶を消す薬」を投与されていたから。(ゲーム終了後に記憶を取り戻す薬を毎回サオリに投与してもらっている)

「嘘つきゲーム」ストーリーの感想

ゲーム主催者の狂った信念

シュウタはあえて記憶を消し、他の参加者と同様に「自分も死ぬかもしれない状況」でゲームへ参加すれば彼らを裁く資格があり、自分が最後まで生き残れば次のゲームにも参加する権利がある、という狂った信念のもとに嘘つきゲームを何度も計画していました。参加者たちの罪は決して許されるものではありませんが、シュウタもまたこの異常な嘘つきゲームの中で参加者同様に罪を重ねているという事実に何とも言えない気持ちになります。

建物内では参加者の過去に関する写真を拾うことができ、罪を犯した彼らが歪む前の思い出や幸せだった頃の姿が映っています。彼らが処刑されたのは自業自得なのですが、それらの写真を対象者の処刑後に見ることによって、何とも言えない後味の悪さを感じました。

主人公はどうなっていくのか

TRUE ENDでは今までシュウタと共に復讐することが自分たちの存在意義だと考えていたサオリが、度重なる復讐の中で心がすり減っていることに気付き復讐をやめようとしていたことが判明し、サオリは彼女自身の意志で処刑されてしまいます。サオリの告白を受け、今まで自分がやってきた復讐の虚しさに気付いたシュウタが今後どう生きていくのか?嘘つきゲームで犯した罪を償うのか?がとても気になりました。エンディングではシュウヤが生きようとしている描写がありますが、復讐の目的もサオリも失ってしまった今、最終的には彼自身が最後の処刑者になってしまう可能性もあるかもしれません。

おわりに

様々なアイテムや登場人物の発言から参加者の罪を推理するのが面白いゲームというだけでなく、主人公の過去やストーリーの救いの無さに色々と考えさせられてしまう作品でした。

 

最後までお読み下さりありがとうございました。