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【断罪室】感想とレビュー/「判断」を迫られるサイコホラーノベル

※本ページにはプロモーションが含まれている場合があります。

今回はIEOI様が制作した「断罪室」というゲームのレビューや感想を書いていきたいと思います。このゲームはプレーヤーが断罪について「判断」するサイコホラーノベルです。

この記事はこんな人におすすめ!

・サイコホラー系のノベルゲームを探している人

・「断罪室」におけるストーリーの感想を知りたい人

・このゲームの評価を知りたい人

※この記事はゲームのネタバレを含みますのでご注意下さい。

「断罪室」あらすじ

主人公は「自称被害者」とその被害者によって呼ばれた「加害者」の2名の会話を聞き、被害者が加害者へ復讐することを許可するのか、それとも許可しないのかを中立の立場から判断することを迫られる。しかし、復讐を許可することは加害者の死刑を意味するため、主人公には非常に慎重な対応が求められることとなる…。

「断罪室」は何でプレイできる?

このゲームはノベルゲームコレクション・Freemでプレイすることが可能です。

ノベルゲームコレクション

Freem!

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ゲームの特徴・評価

操作感・特徴

・プレイ時間は全ストーリーで30分~40分程度。

・全部で5つのストーリーがあり、好きなストーリーを選択して進める。

・2種類のエンディングを持つストーリー4つ+エンディング分岐なしのストーリー1つで構成されている。

・本編以外におまけ要素として「管理人への質問コーナー」や「登場人物たちのNGシーン」を見ることが可能。

ゲーム評価

【世界観について】

ゲーム内の管理人がスーツを着た花束であったり、背景にやや奇抜な色遣いが多かったりと独特の世界観ではあるものの、次第にその中に引き込まれてしまうような不思議な魅力があります。

さらにゲーム内BGMに『夜の女王のアリア』『怒りの日』という音楽が使用されています。『夜の女王のアリア』はモーツァルト作曲のオペラ『魔笛』の中で歌われる「復讐」をテーマにした曲です。『怒りの日』はモーツァルト作曲のレクイエムでキリスト教の「最後の審判」が題材になっています。このゲームは自称被害者たちの復讐が認められるかどうかをプレーヤーが審判する形になっているため、ストーリーのコンセプトと非常に合う意味が込められたBGMが使用されている部分が素敵だと思いました。

【システム的な要素】

セーブ機能が無く、ストーリーを中断する場合や周回する度に毎回最初の説明などを聞く必要があるため、セーブ機能があるとさらに嬉しいと感じました。

本編以外のおまけ要素には「登場人物のセリフNG集」があり、「あくまで登場人物たちはその役を演じているだけで、それゆえにセリフを間違えてしまうシーンが別で収録されている」ように見えました。本編は内容やテーマが重いため、このような息抜き要素が一つ入っているのが良かったです。

ストーリーの感想

どのストーリーを選んで「判断」したとしても必ず「これで本当に良かったのか?」「自分の判断は本当に間違っていなかったのだろうか?」という不安が付きまとう一方で、「次は必ず正しい判断をしたい…!」といつの間にかのめり込んでしまいました。復讐を許可すれば被害者も復讐によって加害者になってしまうし、そもそこのゲーム内の被害者は嘘をついている可能性があり、登場人物の会話やエンディングだけでは真実がわかりません。さらに一番最後のストーリーでは、主人公が身に覚えの無い罪について第三者から有罪と判断される恐怖をあえて体験させられます。ゲーム全体を通して、限られた情報のみでその人が善人か悪人かを判断することや、状況を正しく判別することの難しさについて改めて考えさせられる作品でした。

おわりに

ジャンルはホラーノベルですが、グロテスクな映像や怖い音声はありませんので、そういった表現が苦手な人でも楽しめるゲームです。気になった方はぜひプレイしてみて下さい。

 

最後までお読み下さりありがとうございました。