今回はhenohenomoheji様による「脱出サスペンスゲーム エリア33」をプレイした感想とレビューを書いていきたいと思います。こちらのゲームはマルチエンディングの脱出サスペンスADVゲームです。
・サスペンス系の脱出ゲームをプレイしたい人
・「脱出サスペンスゲーム エリア33」のストーリー等の感想を知りたい人
・このゲームの評価を知りたい人
※この記事はゲームのネタバレを含みます。
記事の内容は真相エンディングに辿り着いていない状態での感想や考察になりますのでご注意下さい。
「脱出サスペンスゲーム エリア33」あらすじ
主人公は気がつくと知らない部屋に閉じ込められていた。仲間を作るのも誰かと敵対するのも全て主人公の自由である。常にカメラで監視され、怪しい動きをすれば催眠ガスで眠らされてしまう主人公は敵の目をかいくぐって脱出し、隠された謎を解き明かすことができるのだろうか?
「脱出サスペンスゲーム エリア33」は何でプレイできる?
このゲームはノベルゲームコレクションからダウンロード可能です。
ゲームの特徴・評価
操作感・特徴
・プレイ時間は1時間程度
・全32個のマルチエンディング
・全エンディング回収後に追加要素あり
・選択肢が表示されていない画面をタップすることで、ゲーム画面に表示された選択肢以外の隠された選択肢が浮かび上がることがある。
・場面によっては選択肢に制限時間がある。
ゲーム評価
◆良かったところ◆
・選択肢を選ぶ組み合わせによって結末が変わるため、やり込みがいがある。
・仲間になる相手と敵対する相手をそれぞれ考えるのが面白い。
・制限時間付きの選択肢もあるため、かなりの臨場感を味わうことができる。
◆少し気になったところ◆
・エンディング数が多く選択肢の組み合わせも膨大なため、全エンディング回収の難易度が非常に高い。
ストーリーについての感想
主人公は知らない密室に閉じ込められており常に監視され、脱出しようとすると催眠ガスで眠らされて部屋に戻されてしまいます。そんな主人公が敵を欺きつつ脱出を試みる中で、同じように囚われている人たちと出会い仲間になったり裏切ったりと様々なパターンの脱出を試すのが面白いゲームです。「どうすれば敵に見つからずに移動できるか?」「はたして目の前の人物と発言を信用していいのか?」といった緊張感を常に味わいながらストーリーを進めることができます。
そして最も気になるのが主人公たち5名が閉じ込められている理由です。私自身はまだ真相エンディングに辿り着けていないのですが、現在掴んでいる情報で少し考察してみたいと思います。
主人公たちが閉じ込められていた理由
エンディングには脱出失敗と脱出成功があり、脱出成功の場合も一人で脱出するパターンと複数人で脱出するパターンがあります。どちらの場合でも、閉じ込められていた施設が何かしらの実験を行っていたであろうことが伺えるセリフが聞こえます。
???:今回は何人だ?
???:1人です。
???:、、、失敗だ。
???:協調性。
???:忍耐力。
???:解決力。
???:再起。
???:了解しました。
引用元:「脱出サスペンスゲーム エリア33」ゲーム内登場人物のセリフ(URL: https://novelgame.jp/games/show/8654)
上記は主人公が1人で脱出した時の敵側のセリフです。さらに、仲間と協力して3人で脱出した場合にはセリフが少し変わります。
???:今回は何人だ?
???:3人です。
???:、、、まだ足りないな。
???:忍耐力。
???:柔軟性。
???:もう一度だ。
引用元:「脱出サスペンスゲーム エリア33」ゲーム内登場人物のセリフ(URL: https://novelgame.jp/games/show/8654)
このセリフからは「人間は極限状態にある時でも同じ境遇にいる他者と協力して1つの目的に向かえるのか?」という人間力のようなものを試す実験が行われている気がします。脱出人数によって変わるセリフや、道中の大きな門にカードスロットが5つあることから5名全員がカードキーを入手して協力し、一緒に脱出することがこの実験の成功条件なのではないかと推測しています。
主人公たちは何者なのか?
そもそも主人公たちは何者なのでしょうか。ゲーム内では敵側の男たちの会話から、主人公たちは被験体で昔に人間から作られた存在であることが予想できます。もしかしたら人工的に作られた人間が、普通の人間と同じように他者と関わって協調性や忍耐力を発揮できるかどうかを誰かが実験している施設なのかもしれません…。
おわりに
ストーリーを進めれば進めるほど謎が増えていきますが、ただ選択肢を選んで脱出するだけでなく、少しでも多くの情報を集めて何としても真相に近付きたいと思えるほど物語にのめり込むことができるゲームだと思います。
脱出ゲームにやり込み要素を大いに求める方にはぜひおすすめしたい作品です!
最後までお読み下さりありがとうございました。