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【8番出口】ゲームレビュー/異変を見つけて地下通路からの脱出を目指せ

※本ページにはプロモーションが含まれている場合があります。

この記事では、KOTAKE CREATE様が制作された『8番出口』の紹介とレビューを記載していきたいと思います。こちらは2023年11月にsteamにてリリースされた作品で、ホラーな雰囲気のある短編ウォーキングシミュレーターゲームです。

また、最近はこの『8番出口』と似たような仕組みのいわゆる「8番出口ライク」な作品が他の開発者様たちから数多くリリースされているなど、他作品にも大きな影響を及ぼしています。

この記事はこんな人におすすめ!

⚫︎ウォーキングシミュレーター系のゲームが好きな人

⚫︎どこか不気味な雰囲気の中でクオリティの高い間違い探しをしたい人

⚫︎『8番出口』のレビューを知りたい人

※この記事はゲームのネタバレを含みますのでご注意下さい。

 

『8番出口』とは?

主人公はとある地下通路に閉じ込められているため、周囲をよく観察して「8番出口」まで辿り着く必要がある。そして地下通路の中では以下のルールがある。

●異変を見逃さない

●異変を見つけたらすぐに引き返す

●異変が見つからなかったら引き返さない(そのまま進む)

●8番出口から外に出る

『8番出口』ゲーム情報

ジャンル:短編ウォーキングシミュレーター

制作者:KOTAKE CREATE

プレイ時間:15分~60分程度(異変の回収率にもよる)

エンディング:1種類(ゲームオーバーあり)

備考:steamにおけるレビューは「非常に好評」

以下のサイトからDL可能(Steam)

2024年4月17日にSwitch版も配信開始されています!

ゲームの特徴・評価

シンプルだがやり込み要素のある間違い探しを楽しめる

舞台はおそらく日本の地下通路で、壁に貼られた広告や通行人の様子など元の地下通路の状態をしっかりと覚えておき、もし異変(元の状態から変わったところ)があれば引き返すという非常にシンプルな仕組みである。

また実際にゲーム内で起こる「異変」の難易度も簡単すぎず難しすぎずの絶妙なバランスだ。よく周囲を見ていないと見落としてしまうものもあるが、細かすぎて見つけづらいものはあまり無く、注意深く確認すればわかるものが多い。さらに異変の中にはプレーヤーが近付きすぎるとゲームオーバーになるもの(タイル柄の人間に追いかけられる・赤い水が突然押し寄せてくるなど怪異に近い異変)もあり、きっと全ての異変をコンプリートしたくなってしまうだろう。

様々な他作品にも大きな影響を及ぼしている

『8番出口』がリリースされた後、似たような仕組みの「異変を探すことをメインとしたゲーム」や「8番出口ライク」と呼ばれるような作品が他のゲーム開発者たちから多くリリースされることになった。

8番出口ライクと言われる作品は舞台が電車内であったり家の中であったりと『8番出口』とシチュエーションは異なるものの、「異変という間違い探しをしつつ、プレーヤーを狙う怪異にも遭遇することもある」といった内容がメインなのは共通していることが多く、他作品やゲーム開発者たちに非常に大きな影響を及ぼしている。

さらに『8番出口』には『8番のりば』という8番出口の続編となる作品が4月末から5月の間にリリース予定とのことで、非常に楽しみだ。

『8番出口』にストーリーはあるのか?

『8番出口』にはストーリー性があるわけではない。しかし作者様はリミナルスペースやbackroomにインスパイアされて『8番出口』を開発されたとのことで、『8番出口』に登場する地下通路はやや不気味な雰囲気が漂っている。「地下通路」という場所そのものは多くの人々にとって馴染みのあるスペースだからこそ、その不気味さや違和感をより身近に感じてしまうのかもしれない。ストーリー性は無いものの、主人公が地下通路に迷い込んだ背景や、無事に脱出した後の世界は本当に現実世界なのか?などの要素を思わず考察したくなってしまうような構成だ。

おわりに

☆『8番出口』の良いところ
・シンプルな間違い探しと不気味なホラー感の両方を楽しむことができる。
・ゲーム内に登場する異変の種類はそれなりに多いためやりこみ要素もある。

 

△『8番出口』の気になるところ
・3Dゲームの中で異変を探すために視点を頻繁に動かす必要があるため、画面酔いしやすい人は注意。

 

気になった方はぜひプレイしてみて下さい!

 

最後までお読み下さりありがとうございました。