はことふね

主にゲームのレビューや考察をしています。

MENU

【ザゴーストペインター】レビュー・プレイ後の感想/幽霊の画家が描く傑作たち

※本ページにはプロモーションが含まれている場合があります。

今回は六夏/NUMBER7様が制作された「ザゴーストペインター」をプレイしたレビュー・ストーリーの感想を書いていきます。このゲームはプレーヤーが幽霊の画家となってアトリエを色々と探索できるADVゲームです。

 

この記事はこんな人におすすめ!

●難しめの謎解きをゲーム内で楽しみたい人

●絵画を描くことでエンディングを作り上げるのに興味がある人

●「ザゴーストペインター」の評価やプレイした感想を知りたい人

※この記事はゲームのネタバレを含みますのでご注意下さい。

 

「ザゴーストペインター」あらすじ

ある男に命を奪われた画家は幽霊となって、アトリエに隠された絵具を探して回る。アトリエや絵画の中に隠された絵具が見つかったら、遺作を仕上げよう。

「ザゴーストペインター」は何でプレイできる?

このゲームは「ノベルゲームコレクション」「ふりーむ!」にてプレイ可能です。

 

ノベルゲームコレクション

ふりーむ!

ゲームの特徴・評価

アトリエに隠された絵具で絵画を完成させるゲーム

・プレイ時間は30分~40分程度。

・プレーヤーはアトリエにある未完成の絵画に髪型・服・いくつかのモチーフなどを描き足すことで絵画を完成させることができる。

・絵画の完成に必要な絵具はアトリエ内の探索と謎解きによって入手する。(モチーフを全て描けるようになるためには11種類の絵具が必要)

・エンディングはプレーヤーが完成させた絵画によって変わる。

探索パートの謎解きは難易度が高め

アトリエ内の探索と謎解きの難易度は高めのため非常にやりごたえがあります。アトリエはおしゃれな雰囲気で、キャンバスに描いたモチーフがアトリエ内に実体化して謎解きの一部になるというギミックが面白いです。

自力で全ての絵具を集めることが難しい人もいるかもしれませんが、本作品の特設サイトに攻略のヒントが記載されているため、謎解きに詰まった場合でも安心してゲームを進めることができます。

<参考>『ザゴーストペインター』特設サイト:http://num7.oteage.net/tgp/

完成させた絵画の要素で決まる豊富なタイトル

プレーヤーが作成した絵画の内容に含まれるモチーフや明暗の組み合わせによって絵画のタイトルが決まり、エンディングと共にそのタイトルを見ることができます。絵画は「明るい雰囲気の絵画」「暗い雰囲気の絵画」「明るくも影のある絵画」「暗くも希望のある絵画」の4種類に分類され、絵画に関する後日談を読むことも可能です。この4種類のどれに分類されたかによって大衆から絶賛される名画になったり、いわくつきの作品になったりと、絵画の評価が変わります。

タイトルは「上の句30種類・下の句24種類」の組み合わせで決まるようです。さらに通常タイトルに加えて5つの特別なタイトルも存在しますので、特別タイトルを含めたあらゆるタイトルを回収する楽しみがあります。

特定の選択肢で進行状況や実績がリセットされるので注意

絵画の最終的な評価を決める「明るい雰囲気の絵画」「暗い雰囲気の絵画」「明るくも影のある絵画」「暗くも希望のある絵画」に該当する実績を全て解除すると、特殊な選択肢がアンロックされます。その特殊な選択肢を選び、最終的に「謎の男にナイフを振り下ろす」ことを選択すると、なぜか主人公は絵が描けなくなってしまいます。それと同時に今までのセーブデータや実績も全て消えてしまうので注意が必要です。

「ザゴーストペインター」をプレイした感想

絵画の中の人物や背景には髪の毛から瞳の色・装飾や置物などの幅広い要素を描き込むことができ、その結果として様々なタイトルの絵画が出来上がるため、思わず夢中で様々なパターンの絵画を作成していました。特別タイトルの絵画を狙う場合には、特設サイトにイメージに関するヒントがあるため、ぜひ一度見てみることをおすすめします。ちなみに私は「アトリエのモナリザ」という特別タイトルを回収できました。特設サイトにヒントとして書かれている絵画イメージだけでなく、特別タイトルの元になった作品などをネットで実際に調べて得た情報も参考にしながら描いてみる、という楽しみ方もできました。

また、プレーヤーのセーブデータ消去の原因となる謎の男は、ゲーム中に登場する「木の角が生えた骸骨の仮面を被った男」です。主人公の命を奪って幽霊の画家にしたと思われるこの仮面の男は一体何者なのか?仮面の男の目的は何なのか?なぜ彼を殺めると主人公は絵が描けなくなってしまうのか?など、多くの疑問と共に考察の余地が大いにあると感じました。

おわりに

非常に多くの絵画タイトルが用意されているため、試行錯誤してできるだけ多くのタイトル回収をしたり、特別タイトルの絵画に挑戦したりと、無限に遊べそうな素晴らしいゲームです。皆さんもぜひお気に入りの要素を入れた絵画を描いてみて下さい。

 

最後までお読み下さりありがとうございました。