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【コエヲタヨリニ。ラストゲーム】レビュー・見どころの紹介/電話の声を頼りにした最終バトル

※本ページにはプロモーションが含まれている場合があります。

今回は1作目「コエヲタヨリニ。」と2作目「コエヲタヨリニ。SP」の続編であり3作目となるADVゲーム「コエヲタヨリニ。ラストゲーム」のレビューや見どころを紹介していきたいと思います。

この記事はこんな人におすすめ!

●緊張感のあるサスペンス系のゲームを探している人

●音声のみを手掛かりに謎を解くADVゲームをプレイしてみたい人

●「コエヲタヨリニ。ラストゲーム」のゲーム評価やプレイした感想が知りたい人

※この記事はゲームのネタバレを含みますのでご注意下さい。

 

なお、1作目・2作目のレビューや感想はこちらから読むことができます。

1作目「コエヲタヨリニ。」

2作目「コエヲタヨリニ。SP」

 

「コエヲタヨリニ。ラストゲーム」あらすじ

留置所に入れられ身動きが取れない主人公は、1台のスマートフォンのみを使って南晶から仕掛けられた最後のゲームに挑む。爆弾が設置された、東崎りのを含む2000人の乗客が乗る電車・西大寺悠が監禁された廃墟遊園地の2つの場所で仕掛けられたゲームを攻略し、東崎りのたちの命を救うために主人公は全力を尽くしていく。

「コエヲタヨリニ。ラストゲーム」は何でプレイできる?

このゲームはスマホアプリでプレイ可能です。

※本編は無料ですが、後日談を見るためには課金が必要です。

コエヲタヨリニ。ラストゲーム

コエヲタヨリニ。ラストゲーム

  • Masakazu Taniguchi
  • Games
  • Free

「コエヲタヨリニ。ラストゲーム」の特徴・評価

スマホの通話相手に指示を出すことで謎を解くゲーム

・ゲームのプレイ時間は4時間程度。

・主人公は東崎りのと西大寺悠それぞれに、スマホ通話で指示を出すことで様々な謎を解いていく。

全4種類のエンディングに加えて、4種類の後日談がある。

・今作は1作目「コエヲタヨリニ。」と2作目「コエヲタヨリニ。SP」を先にプレイしていた方が攻略がスムーズに進められる。

前作までと同様のリアルなフルボイス

前作までと同様、主人公以外の登場人物はフルボイスで、主人公たちが置かれている状況をよりリアルに感じる手助けになっています。より臨場感のある探索を味わうことができるのはもちろん、ゲーム後半は犯人の声を頼りに位置を特定する場面があるため、攻略を有利にするためにもヘッドセットを使用したプレイがおすすめです。

スマホの検索機能・アシスタント機能を駆使した謎解き

謎解き中に入手できる「ワード」をスマホで検索することで脱出のヒントを見つけたり、「ワード」をアイテムとして通話相手に使用させ攻略を進めることができます。今作でも、前作から引き続き登場している「Mori」というスマホのアシスタント機能がこれまで以上に活躍する場面が多く、なんと留置所からの脱出方法の検索や犯人が設定したパスワードの解析を行うなど、非常に頼もしいパートナーとなってくれます。

可視化された信頼度システムがわかりやすい

主人公の仲間となる女性キャラクターの信頼度によってエンディングが分岐し、信頼度は主人公の選択によって増減します。さらに、今作では誰の信頼度を最も上げたかが後日談にも影響します。今まで信頼度は隠しパラメータのような扱いで、キャラクターの好感度の上下がわかりづらかったのですが、今作では「誰の信頼度が増減したか」がゲーム画面上部に通知として表示されるため、狙ったエンディングに辿り着きやすくなっています。

声を頼りにした駆け引きやアクションは面白いが一部気になるところも

ゲーム後半では、南晶の僅かな声のトーンの変化を手掛かりに爆弾の解除方法を暴きます。心理学を活用して南晶の声・表情から正解を導き出すシーンは、制限時間も相まってかなりの緊張感を味わえます。

その後は、南晶の仲間と対峙する場面では視界が悪い中、「声が最も大きく聞こえる位置」から南晶の仲間の居場所を特定して攻撃するアクションがあります。アクション自体は面白いのですが、「声が最も大きく聞こえる場所」の判定がシビアで攻撃を当てるのが難しい上に同じ行動をひたすら繰り返すことになり、やや冗長な感じがするのが残念です。

「コエヲタヨリニ。ラストゲーム」ストーリーの見どころ

南晶との対峙・爆弾の解除

見どころの1つは、南晶と対峙して爆弾解除を行う場面です。

爆弾を解除する正しい手順を聞き出すためには、前作や今作のストーリーで明かされた南晶の過去や目的を理解した上で南晶の心証を上げてから、北野愛実の心理学と組み合わせることが必要です。「ついに事件の首謀者と直接対決する」という非常に重要な局面で、「今までに得た南晶の性格という情報を利用して攻略する」というこれまでの集大成にふさわしいシーンです。

アシスタント機能「Mori」の活躍

もう1つの見どころは、スマホのアシスタント機能「Mori」の活躍です。

電車のブレーキロック解除パスワードを割り出す場面では、1作目から主人公が使うスマホに入っており、度々困難な局面で主人公を助けてくれたアシスタント機能「Mori」が全ての力を使いパスワードを解析します。主人公たちが南晶の仲間に追い詰められたシーンでのMoriの活躍は、今までずっと一緒に戦ってきた相棒の本気を見せられたみたいで、とても胸が熱くなる展開でした。

おわりに

音声から得られる情報のみを頼りにした謎解き+一般的な謎解きが両方合わさった、どちらの面白さも楽しめるゲームです。ぜひ1作目「コエヲタヨリニ。」と2作目「コエヲタヨリニ。SP」をプレイしてから遊んでみて下さい!

 

最後までお読み下さりありがとうございました。