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【日本をよく知らないナンシーが作った和風ホラーゲーム】ゲームレビュー/怖い人形が出るのに怖くない!

※本ページにはプロモーションが含まれている場合があります。

この記事では、べるず様が制作された『日本をよく知らないナンシーが作った和風ホラーゲーム』についてネタバレありのゲームレビューをしていきます。

この記事はこんな人におすすめ!

⚫︎ネタ系のゲームをプレイしたい人

⚫︎ギャグ要素のあるホラーゲームに興味がある人

⚫︎『日本をよく知らないナンシーが作った和風ホラーゲーム』のレビューを知りたい人

※この記事はゲームのネタバレを含みますのでご注意下さい。

 

▼こちらのゲームの実況動画もあげております!

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『日本をよく知らないナンシーが作った和風ホラーゲーム』あらすじ

主人公の「ハナ」は友達と一緒にとある屋敷に肝試しにきていた。でも何だか皆が話す日本語が少しおかしい…?とにかく「怖い人形」が出ると噂の屋敷に入り噂を確かめに行くが…。

『日本をよく知らないナンシーが作った和風ホラーゲーム』ゲーム情報

ジャンル:探索ホラーコメディ

制作者:べるず

プレイ時間:60分程度

エンディング:1種類(分岐なし)

備考この作品は、ナンシーから見た日本に対する知識や日本語の翻訳が変な部分を楽しむゲーム

▼以下のサイトからDL可能(ふりーむ)

ゲームの特徴・評価

「全く怖くない」ことが特徴的なホラーゲーム

この作品はいわゆる和風の「呪いの人形」が登場するホラーゲームだが、その人形が「怖い人形」と訳されていること・イラストの可愛さ・登場人物たちの日本語が不自然に固いことなどによって、怖さはほとんど失われている。

さらにその「怖い人形」自身のセリフも「祝ってやる」という「呪ってやる」を間違えて翻訳したものになっているため、怖いどころか逆に面白い印象が強い。ホラーゲームが苦手な人でも問題なく楽しめる作品と言えるだろう。

「日本をよく知らない海外の人が作った」であろう絶妙なラインの仕様が面白い

ゲーム中にはいくつかの謎解き要素が存在するが難易度はあまり高くないため、テンポ良く探索を進めることができる。さらに謎解きに使用されるアイテムに寿司や天ぷらがあること・屋敷内には掛け軸・招き猫・刀などが置かれていること・和室に唐突にタピオカが落ちていることなどから、「日本に詳しいわけではないものの、何となくのイメージや日本で流行っていたものに対する知識は少しだけある」外国人が作ったであろう絶妙なラインの内容になっているところが非常に面白い。

さらに人形を最後に倒すための武器が「お札天ぷら」というアイテムで、「和風ホラーゲームで人形を倒すならお札」という一般的なイメージと、「有名な日本食の1つといえば天ぷら」という単純な知識が合わさってできたように思えるところに笑えてしまう。

『日本をよく知らないナンシーが作った和風ホラーゲーム』ストーリーについて

この作品は複雑なストーリーがあるわけではなく、ハナと数人の友人が屋敷に肝試しに行った時の様子における「おかしな日本語や日本に対するイメージ」を楽しむ側面が強い。しかし、屋敷に現れた「怖い人形」こと呪いの日本人形の目的が可愛らしくて面白いため、最後までプレイしてストーリーを知ることをおすすめしたい。

この人形は屋敷に来た人間を呪いの力で外に出られないようにし、行方不明として扱われるようにしていたのだが、その理由は「怪奇現象を引き起こすことによって自分と屋敷を題材にしたアニメ化を狙っていた」からだ。日本と言えばアニメが有名というイメージから取り入れられた設定なのだろうとは思うが、呪いの日本人形が「自分を題材にしたアニメを作って欲しい」と考えていたと思うと何だか可愛らしく見えてしまい、人形との最終決戦の場面にもかかわらずほっこりしてしまう。

おわりに

☆『日本をよく知らないナンシーが作った和風ホラーゲーム』の良いところ

・ホラーゲームが苦手な人でも問題なく楽しむことができる。

・ギャグ要素の強いゲームが好きな人には特におすすめできる。

 

△『日本をよく知らないナンシーが作った和風ホラーゲーム』の気になるところ
・驚かし要素やホラー演出など、「怖いホラーゲーム」を求めている人には物足りない。

 

ゲーム内のギミック1つ1つに何かしら笑える要素が含まれているような作品です。気になった方はぜひプレイしてみて下さい。

 

最後までお読み下さりありがとうございました。